SNSの「育児アカウント」を作成して情報共有する時代

近年、SNSの本アカウント以外に「育児アカウント」を作って育児に生かすママパパが増えてきたと思います。

「#2020年4月出産予定」や「#初マタさんと繋がりたい」など、月齢の近いママパパを相互フォローし合い、お互いの課題感や悩みを共有できたり、タイムリーな情報を得ることができる時代になりました。

悩みや愚痴の共有、かつて子育ては孤育て、と言われてきた

子育て世代の53.2%は「子育てで孤独を感じたことがある」(2014年ミキハウス子育て研究所)という回答をしています。

言葉の通じない赤ちゃんと1日過ごし、誰とも会話することも無く、日々の子育てに孤独を感じている人が50%以上いる現実。歴史的に、子育ては「孤育て」と言われ続けてきました。

InstagramなどのSNSの進化は育児における「孤立」を回避させ「脱・孤育て」の機能を果たした、と思います。

そもそもの孤立の原因は家庭内にある

SNSの進化により「孤立」の側面は一部解消されました。ですが、そもそもの孤立の原因は「夫婦間の会話が少ない」「夫の育児に対する姿勢」など。家庭内に問題の根源があると思います。

「#旦那の愚痴」から見える男性育児の現状

フォローしているママの投稿で「旦那さんに対する不満」が散見されることに気付きました。

僕が「#旦那の愚痴」をフォローする理由。それは、自分がちゃんとできているか?の確認のためです。#旦那の愚痴、を見ていると、本当に家事育児をしない男性が多いと気付かされます。

残念ですが、これが日本社会の男性育児の現状なのだと思います。

娘はこの国で子育てをしたいと思えるのか?

そんな男性育児事情を目の当たりにして、世界はどうなのだろう?と調べてみました。

すると、日本は、世界的にみて本当に「男性育児後進国」だと気付かされました(※「世界の男性育児事情」は別途コラム化予定なので、ここでは割愛します)。

そんな中、ふと、約30年後くらいに自分の娘が育児をする時代を想像して。「娘は、この国で子育てしたいと思えるのかな?」と疑問になりました。

なぜ育児は女性が主体的にやるのが当たり前になっているのか

僕が6カ月間の育休を取って、一番考えたことは「なぜ、育児は女性が主体的にやるのが当たり前になっているのか」です。出産と母乳以外のほぼ全てのことは男性でもできます。日本社会の歪んだ女性育児偏重の構造はおかしいと思います。

だからこそ「男性育休が当たり前の社会」を目指して、こんな日本社会を変えていきたいと強く思っています。

さいごに…SNSの進化は素晴らしいけれど問題の根源は男性育児

SNSの進化は「孤育て」回避という素晴らしい社会的機能を果たしました。が、そもそもの問題の根源は、男性育児スタンスにあるのだと思います(#旦那の愚痴、から見える日本社会の現状)。

約30年後。皆さんの子どもはこの国で子育てしたいと思えるでしょうか?

自分の娘がこの国で子育てをしたいと思えるよう社会を目指して、男性育休取得推進活動を続けていきたいと思います。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

これから子供が生まれるプレパパは是非、育児アカウントを作ってみて下さい!

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浅田伊佐夫さん 計16ヶ月育休取得した広告マンパパ

3歳(女)1歳(男)。40歳、広告代理店勤務のサラリーマンです。2020年4月長女誕生時に6ヶ月、2022年8月長男誕生時に10ヶ月、合計16ヶ月の育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指して、父目線の育児ブログを発信中。

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