2021.10.31 / 2021.11.01
ディズニー英語システムを自宅で体験!
こんにちは、Kyokoです。皆さんは、子どもの英語教育ってどうしていますか。わが家は…まったくのノータッチで3年2カ月過ごしてまいりました。今回は、縁あってあの高額教材、ディズニー英語システム(DWE)を自宅で体験してみました。
一応イギリス在住歴8年の我々夫婦が隣で見守った感想をお伝えしたいと思います。
ディズニー英語システムってなに?
実は私もよく知りませんでした。ただ、先輩ママからちらほら聞く「DWE(ディズニーワールドイングリッシュの略)」の3文字、そして100万円を超えると言われる驚愕の料金設定のことだけは聞きかじっていたので、別世界のお金持ちの通信教育、ぐらいに考えていました。
簡単に説明すると、幼少期から英語のインプット、そしてアウトプットの機会を増やして、第二言語としての英語力を上げていこう、というシステムです。
blu-rayセットや専用の機器にセットするとおしゃべりするフラッシュカードや絵本などがインプット用教材、そして別額で、ネイティブ講師とのオンラインレッスンがアウトプット用教材としてセットになっています。
特徴としては、簡単→難しい、の進め方ではなく全てをミックスして難しい構文なんかもインプットしていくこと、習熟度に応じて次々プレゼントが届き、達成感や自己肯定感を高められるところでしょうか。
子どもが日本語を習得するのとほぼ同じプロセスで、英語も吸収させてしまおう、という狙いが感じられます。
さて、気になる体験の内容は…
1.サウンド付きフラッシュカード
専用の機器にセットすると、カードと同じ内容を喋ってくれます。
発音はアメリカ英語、イギリス英語話者の我々親は、こんなコテコテのアメリカ英語になってしまって良いのだろうか、という一抹の不安はよぎりますが、細かいところは置いておいて、不自然なイントネーションや表現はありません。
子どもも音声のあとに自然と言葉を繰り返し、しかも発音を録音して聴くことができる、優れものです。
2.魔法の絵本とタッチペン
ミッキーのタッチペンと絵本です。こちらもペンで絵本の中のディズニーキャラクターをタッチすると音声が流れます。
「dog」「cat」などの単語ではなく、「This is a dog」「Goofy is behind the piano(グーフィーがピアノの後ろにいるよ)」など、名詞と絶対に合わせて使うであろう冠詞やbe動詞などもセットでインプットできるようになっています。
息子はセンテンスを繰り返すのは難しかったようですが、絵本の各ページに付いているミニゲームは喜んでやっていました。
3.専用プレイヤーでシングアロング!
お次は専用blu-rayプレイヤーで再生した歌に合わせてカラオケです。息子は唯一歌えるABCの歌をエコーがついたマイクで歌い、訪問してくださった担当の方に褒めちぎられてドヤります。
こちらは充電式のプレイヤーで、ヘッドフォンとマイクが接続可能、ケーブルで繋げばテレビと連携することも可能です。
さあ、気になる料金!
体験する息子の表情も活きいき、そして途中から事もあろうに夫まで前のめりになっているではありませんか!楽しい体験のあとは、いよいよ料金の説明です。
聞きかじった通り、総額130万円ほど!もはや私立小学校初年度の学費です。それがなんといまなら98万円ほどに!えっ、色々ついてお得じゃん!
もう気持ちとしてはディズニーランド内で限定コンテナーに入ったポップコーン2,500円也、を買うときと同じような心境になります。
が、待って待って!それでも超高額よ!
懸念点は?
うちの子、教材を乱暴に扱って壊すかもしれないし…「壊れたらいつでも新品と交換できますよ。」
うち、共働きなので教材を使う時間があるかどうか…「平日はblu-rayを見るだけ、休日はフラッシュカードや絵本を横で一緒に見ていただきます。大体一日5分ですね。」
教材がたくさんあって、使わなくなるものがあるかも…「全国にラーニングセンターがあるので、行き詰まったらぜひご家族できてくださいね」
ぐう、我々のぽっと出の疑問なんて何度もお答えになっているのでしょう。しかし、高額だけあって、サポートも充実しています。
ちょっと考えます…
システムの良さはわかりました。息子も楽しそうですし、ディズニーキャラクターやグッズもかわいい!しかし、いかんせん子どもの通信教育に100万円をポンと払えるわが家ではありません。
「少し考えます…」当たり前の答えではないでしょうか。
しかし、ここにも万全の策が!「今日契約していただかないと、blu-rayプレイヤーや、ミッキー、ミニーのマイク、辞書やおもちゃなどの特典がつかないんです。」
えええー!!どうしよう、どうしよう!
※ちなみに特典グッズは後日別料金で購入できます
夫婦の脳裏によぎる思い
イギリス生活を始めた当初、カフェでコーヒーとケーキを注文したつもりがなぜか牛乳と豆乳が運ばれてきたこと、銀行口座も作れず何度も門前払いになったこと、大人になってから英語を勉強した苦労(もはやトラウマ)が走馬灯のように甦ります。
「あの苦労を100万円でなかったことにできるなら…」トラウマが脳内で囁いてきます。
「いやいやあんた、もうすぐ自分の誕生日よ。100万あったらなにができるのよ。」自らの煩悩が反対します。
「一緒に頑張ろうよ!」大好きなディズニーキャラクターたちが絵本の中から笑いかけてきます。
「ご契約されない場合も、遠慮なくおっしゃってくださいね。」
目の前では体験レッスンをしてくださった方が菩薩のような笑みで丁寧に消毒されたペンを差し出してくださいます。システムの質に自信があるからこその一言でしょう。
さあ!(トラウマ)
さあ!(煩悩)
さあ!(キャラクター)
さあ!(菩薩)
みんなが脳内で大合唱です。
横を見ると、意外にも夫がテンション高めではありませんか!聞けばインターに通っていた同僚が、子どもに購入したとのことです。それなんか説得略強め…。
脳内パニックのそのあとは
今日という日はもうすぐ終わります。
息子に感想を聞いてみると、「ペンでごほんさわるのたのしかった!」というではありませんか。3歳男子、大体の感想は「たのしー」「うれしー」のどれかなのに、こんなときに限って具体的に感想を述べてきます。
さあ、さあ、さあ、どうする!?
結局そんな簡単に結論なんて出ませんよね…
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kyokoさん
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夫と4歳、0歳男子二人の4人家族。
夫の突然の転勤でロンドンへ引っ越し。
海外子育て奮闘中です。
大好きなヨガやアロマのことをはじめ、ロンドン子育て事情を発信します!