1人目を妊娠していたときのこと。結婚してすぐだったこともあり、全く予想していなかった妊娠でした。それでもお腹の中の息子は私にとってすぐにかけがえのない人に。

職場で働き始めて6年、仕事が大好きでやりがいも感じていた頃。当然出産後も続けていくものだと思っていたので仕事も赤ちゃんも同じくらい大切でした。

妊娠中のトラブル

理由は分かりませんが、不正出血を繰り返していたため、仕事をしながら検診に通う日々。

早退したり、急に休んだり職場へ負担をかけることに対して、すごく申し訳ない気持ちと、お腹の赤ちゃんを心配する気持ちが入り混じって心も弱っていました。

絶対安静の指示もなかったのですが、怖かったのであまり動かないようにタクシーを使ったり自分なりに工夫をしながら過ごしていたつもりでした。

私をどん底に落とした先生の一言

そんな中、妊婦健診で言われた言葉。

「仕事がそんなに大切ですか?赤ちゃんがどうなっても自己責任でお願いします。」

仕事も赤ちゃんも大切に思うことは罪なことですか?ただ、仕事を続けたいという気持ちが妊婦として失格であるよう言われたと感じお風呂の中で泣きました。

命を守る立場の先生の気持ちも分かるんです。一つの命が一人の身体の中で育つことはものすごいことであり、命より大切なものはありません。

でもね、ものすごく傷つきました。

今、思うこと

そのときお腹にいた子は4歳、そしてその下には1歳の娘がいます。もし、あのとき息子が空に帰ってしまっていたら「自己責任」の単語が今でも自分に重くのしかかっていたと思います。

それぞれの立場で「正しい」ことでも、立場が違えば全く違う捉え方をしてしまう言葉。

子育てをしていて日々「あれはダメ!」「これはダメ!」と言ってしまうことが多いですが、子どもが大変なことに直面したときはその重さを半分に感じられるような言葉をかけてあげられるように同じ立場になって一緒に考えていけるような人で在りたいと感じています。

もちろん、二人目の妊娠中は病院を変えましたよ。

新しい病院の先生は、妊婦にすごく寄り添ってくださる言葉をたくさんかけてくださる先生で、穏やかなマタニティライフを過ごすことができました。病院選びも大切だなぁと感じた一件でした。

正しいことを言うことが、正しいとは限らない!

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さいとう まよさん

愛知県出身で横浜在住、本業はフルタイムの会社員、副業として3才から教える性教育!パンツの教室インストラクターと赤ちゃんの舌を育てる和の離乳食インストラクターをしています。
家族は2016年生まれの息子と2019年生まれの娘、料理人の夫と、2匹の猫と暮らしています。

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