全ては姉のRSウイルス感染から始まった

こんにちは、看護師ママのきりぬきです。去年の7~8月、当時2歳と1歳だった娘達が次々とRSウイルスに感染する事件がありました。

通っている保育園でRSが特にはやっていたという訳ではないのですが、夏に多い子ども(特に2歳までの乳児)の感染症のひとつなので、どこからもらってきたのかはわかりませんが、罹ってもおかしくありません。今回はそのときの体験談をブログに残したいと思います。

まず、保育園での水遊びが始まった頃から姉が39℃の高熱を出し、かかりつけのクリニックを受診したところ呼吸音がゼーゼー・ヒューヒューしているとのことで、症状を和らげる内服薬の処方に加え、ステロイドの吸入をしてもらいました。

姉はステロイドの吸入を怖がらず上手に吸うことができたので、一気に呼吸が楽になり重症化する前に通院だけで解熱できたのだと思います。しかし問題は潜伏期に感染対策をしていなかった妹でした。

姉が元気になってきた頃にちょうど妹が発熱し同じような症状が現れたので「姉妹で感染している」と確信し、急いでクリニックに駆け込みました。

重症化した1歳の妹は肺炎を発症し入院

クリニックに連れて行ったときに、やはり聴診で呼吸音の乱れを指摘されましたが、すでに肺炎まで重症化しており、ステロイドの吸入もモクモク煙が出てくる謎の物体が怖かったようでうまくできませんでした。

吸入ができないと呼吸苦で水分補給も難しくなってくるため、当然口から内服薬を飲ませるなんてできるはずがありません。

そんなわけで、妹はママの勤め先の病院に急遽入院することになりました。ママの勤め先なら、着替えやおやつの持ち込みも出勤するついでにできますし、休み時間を活用すれば毎日面会できると思ったため入院先の病院選びは即決でした。

入院して病室に移ると、すぐに点滴での水分補給とサクション(吸引)が始まりました。

RSウイルスに対する特効薬はなく、医師からも「子どもの免疫力に任せて治るのを待つ治療しかない。痰が絡むのと鼻がかめないのでサクションで呼吸を楽にすることと、口から水分が摂れるまで点滴を続けるしかない。」と説明されましたし、一応看護師として必要な処置や経過は理解しているつもりでした。

しかし、症状に苦しみ処置の度に暴れ、ママの帰り際に泣き叫ぶわが子を側で見守るのは本当に心を抉られるような気分で、入院中は正直生きている心地がしませんでしたね。

40℃まで熱が上がり辛さMAX

点滴での水分補給以外何も投薬はされていなかったので、ぐんぐん熱は上がりました。さすがに40℃の高熱が出たときは解熱鎮痛薬くらいは処方されるだろうと予想していたのですが、担当医から「治りが悪くなるだけですよ?」と言われ、熱性痙攣予防のためのクーリング(アイスノン)だけの対応でした。

高熱なのは体温を上げてウイルスが体内に居づらい環境にしているだけなので、正常な免疫反応だということはわかるのですが、自分の娘となると何もしてあげられないのが本当にもどかしかったです。

「大人でも38℃くらいあればきついのに、40℃ってどれくらいしんどいんだろう…」と想像もつかない辛さと戦う娘。点滴だけなので唇が渇いてカサカサになり血が滲んでいるし、ぐったりしてタコができるくらい指しゃぶりをずっとしていました。

そんな状況でも、ママが面会を終えようとすると立ち上がってベッド柵に必死にベッド柵を掴んでいました。後ろ髪を引かれる思いで「また明日来るからね。」と言い残し、姉のお世話をしにおうちに帰ります(´;ω;`)ウッ…

入院して1週間頃に解熱~点滴抜去

熱が40℃まで上がり切ると、やっと待ちに待った解熱が始まりました。熱が下がっただけでもかなり顔色が良く、楽そうに見えました。病院食は気に入らなかったようで食べないことが多かったですが、ママの手作りのお弁当の持ち込みで何とか少しずつ食べられるようになりました。

「病院食って、小児病棟でも手づかみしやすいようなメニューの配慮ってないんだな。」ということに初めて気が付きました。

一番喜んでれたのは、一口大に切った野菜とサラダマカロニで作ったコンソメスープパスタとミニサイズのフレンチトーストで、パクパク摘まんでうれしそうに食べてくれたのを今でも覚えています。

ここまで回復するとシャワー浴をしてもらえたり、姉とパパとテレビ電話でお話しすることもできるようになりました。妹なりに「一人ぼっちじゃないんだな。」と分かったようで安堵の表情がみられました。

サクションは解熱後も数日続きましたが、分泌物が減り吸引器でも何も引けなくなると、あっさり「頑張りましたね。もう退院できますよ。」と言われたので、翌々日にはパパが仕事を休んでお迎えに来てくれました。

長かった1カ月半の闘病生活を振り返って

退院して元の生活に戻ると、妹の体重はわずか1週間戻り、保育園にも自分から登園したがるほど元気に回復しました。去年のママの有給と夏休みは姉妹でRSウイルスに感染したことで全て消えてしまったので、今年は少しくらい自分のお休みが欲しいところです。

闘病生活を振り返ってみて、今年RSウイルスに子どもが感染したママに伝えたいこととしては、まず「少しいつもと違うな」と思った時点で早めに受診し、たとえ病気と診断されなくても安静にして、しばらく様子を見てあげて欲しいということです。

実は、妹は「少し元気がないな」とママが感じた時点でクリニックを受診していたのですが、その時の検査ではRS陰性だったため、通常通り保育園に登園させていたのです。まだ体内のウイルスの数がごく少なかったのでしょうね。そして姉が元気になってきた頃に発熱と呼吸器症状が現れ、RS陽性となり、すぐに重症化しました。

いつも近くで子どもを見ているのはお医者さんではなくママです。確かにお医者さんの言うことはそれなりの根拠を基に、必要な薬や処置を考えてくれているのですが、「何となくおかしい」「いつもと違う感じがする」という母親の感覚の鋭さには勝てないものがあると思います。

お医者さんの言うことが全てだと鵜吞みにせず、受診しても違和感を感じたら、冷えピタやイオン飲料等の備えや、いつでも再診できるよう医療証・保険証の準備をしておくといいかもしれません。

この記事を書いたブロガー

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きりぬきさん 年子姉妹ママと病院勤務ナースの二刀流☆

1歳(女)2歳(女)。おちび達の成長に合ったニーズを把握し、エビデンスに基づいた育児が実践できるよう日々格闘中。近い将来の夢は親子で女子会&恋バナを聞かせてもらうこと♪

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